SIRIUSのボス曲、ノート数は少なめでハードクリアで許容されるミスがシビア、適度に散りばめられた無理皿とCNなど、LEVEL 7のNORMAL譜面ではありますが、かなりのやりごたえを感じる譜面でした。
期待する向上スキル
- バスを刻みながら無理皿を拾う(前半)
- 乱打無理皿(前半)
- 鍵盤の同時押し + 無理皿(全般)
- 無駄な動きを減らすための工夫をする
- 無理皿を拾う際に手を宙に浮かさず、指を動かしながら無理皿を拾う
1P MIRROR vs 2P MIRROR
1P MIRRORと2P MIRRORの比較をしながら、プレイ中に意識している事を紹介します。
決め手は流れるような動きで無理皿を拾える配置かどうかでした。
個人的に最難箇所だった47小節目に注目し、「着地と同時の餡蜜は難しい事」、「1P側正規の方が1.5往復少ない事」、「無理皿と鍵盤の距離が近い事」の3点から2P MIRRORを選択しました。
記事内に出てくるジグザグの緑の線は、ジャンプによって腕にかかる力の向きや強さとして見てください。
気持ちを乱さず、流れるように拾う
無理皿絡みの階段は、階段の流れる向きと着地の腕の流れる向きを揃えた方が安定しやすい印象があります。
無理皿の難しさの一つに、無理皿であるが故に慌ててしまう事が挙げられます。開幕から平常心を乱されると、後に響いて不安定になりがちです。
開幕だからと油断せず、無難に安定しやすい手法を選択しましょう。
2P側正規では、反復横とびのような、折り返しの反動によってホームポジションに戻る事が難しくなりやすいです。
この反動をうまく使えば無茶な無理皿を拾うキッカケ作りにもなったりするのですが、無理皿が続いているような地帯でもないので無難に行きましょう。
重要な考え方は、DPで慣れた手の位置へ近づける事を意識する事です。階段の流れる向きと着地の力の向きが同じタイプの単発皿であれば経験している方も多いと思います(例えば RESONATE 1794 DPA など)。
この「流れるように拾える配置」にするか否かが無理皿の動きを選ぶ決め手になります。
ここ以外にも28小節目,44小節目,そしてCN地帯を抜けた直後の64小節目も同様の判断材料となります。
無理皿と鍵盤の距離が近い方を選ぶ
リズムを取りながら無理皿を拾う地帯です。
人によっては距離がある方が安定しやすいとの声も聞きます。
四つ打ちの中の三連打からの無理皿は距離が遠いとタイミングがシビアになります。その上、この譜面はノート数が少ないために1ミスのダメージが後々に響いてきます。
全体的に1P側正規の方がやりやすく感じるため、距離の少ない着地練習の機会だと思って割り切るのが楽だと感じます。短い距離の着地に慣れておく事で無理皿全般が安定しやすくなるなどの利点もあります。
移動距離が少ない方を選ぶ
譜面によっては往復回数を取るか総移移動距離を取るかで前後の繋げやすさが大きく変わってくるものですが、基本的には総移動距離距離が少ない方が安定しやすいです。
あまり慣れていない状態で移動距離が長い方を選んでしまうと、無理皿を拾う際に腕が外側にフワッと飛んでいくような感覚もあり、制御がとても難しくなります。
階段に無理皿が2枚以上あると発生しやすい現象なので注意が必要です。
47小節目 階段と無理皿、そしてCNへ
ハードクリアに挑戦した際に一番多かったのがCNへ入った瞬間に落ちる事でした。
ここの最難箇所は無理皿2枚の間隔が短い所です。前述の判断材料と合わせて考えて、1P側正規の方が安定しやすそうですね。
1P正規の方が往復回数が1.5回も少ない上に、47小節目の最難関である無理皿に鍵盤が寄っています。力の向きを示す緑の線の傾斜も緩やかですね。
1P側正規は、鍵盤捌きが上手な方であれば親指と人差し指だけで階段を取って残りの指で難しい2連皿を拾う事ができるなど、咄嗟の誤魔化しも利きやすいです。
その上、ここで皿を回す向きは「引き、押し」と対処すると、押しの反動を使ってCNへ着地しやすくなります。2P MIRRORでは往復が多くなり、その中でのCN着地はとても難しいものになります。
CN地帯
CNはどちらがやりやすいかというのは個人差も大きそうですが、無理皿と違い、手の向きや位置は安定している分だけ練習の成果が出やすいところだと思います。
そのため、CN地帯ではオプションを意識しませんでした。オプションは無理皿のやりやすい方を選び、無理皿対策と一緒にやっている間に慣れるだろうと思ってやっていました。
唯一工夫する必要があった点がこちら。
今まで出てこなかったCNまたぎの階段が、CN地帯の出口になって突然現れます。
63小節目は 親指で5番を拾い 、人差し指で7、中指で6と拾いましょう。こういった拾い方が出来るとDBRやDBMのCNではとても便利なので、練習しておくと高難度の譜面に挑戦する際にも便利です。
最後は曲調に騙されて油断しないように気をつける
ここまで到達できる力があるのであれば、譜面に関しては特記すべき事はありません。
ただし、曲が終わりに近づいて盛り下がっている所である事、CNを抜けて一区切りついた事などの理由から油断しやすい所です。曲の展開に騙され、必要以上に脱力してしまわないよう注意しました。
ここまで到達できる力があるのなら、CNを抜けた後に油断しなければウィニングランでしょう。
リザルト
ハード挑戦前のミスカウントの自己ベストは70くらい、ハードに挑戦しようと思った日に50が出て、PREMIUM FREE 10分1回でクリアしました。
ざっくりとした体感値ですが、ハードクリアを狙うのであればミスカウント100くらいから意識すると良いのかもしれません。
おわりに
今までに自分なりの無理皿のコツを聞かれる機会があったのですが、うまく説明できずにモヤモヤしていました。
このように記事にして説明する事で何を考えて遊んでいるかが伝われば幸いです。
譜面は "AKASHIC RECORDS" Almagest より